キチェの山は深い。はるか数百キロメートルかなたのメキシコとの国境まで、３０００メートル級の山々が延々と続く。

超えてきた山々、これから先も続く山道をサフシバン村へ向かう。

村には自動車ではいけないので、途中で車を降りて、川を渡り山を登らないといけない。その途中の橋。

山の沢水で洗濯をする女性。

グアテマラの主食であるトルティーヤの準備をする主婦。石板の上を石棒をゴロゴロと転がしてトウモロコシの粒を挽く作業。トウモロコシは石灰を入れたお湯でゆでた後に、この作業をして粒をつぶし、餅状態にしてから、一握り手の平にのせくるっと丸くして、拍手をするように両手をたたいて円形に薄く延ばし、下から薪の火で熱してある鉄板や素焼きの大皿の上にのせて焼く。
　このトウモロコシの粒を挽く作業は、町ではほとんどすべて機械化されて、手作業はもう見られない。