雨に濡れたコーヒーの実
2004/03/08
雨に洗われたコーヒーの実、したたり落ちる雨粒に透明な反射が光る。

雲上の農園
2003
サフシバン村からパール農園方面を望む。写真中央部の白い雲が浮かんでいるあたりがパール農園。グアテマラ国内のコーヒー品評会で上位入賞したこの農園が200mは下にあるわけだから、いかにサフシバンのコーヒー園の位置が高いかがお分かりいただけるであろうか。もちろん標高がすべてではないが、重要なポイントである。

チェリービーン
2003
熟した果肉つきのコーヒー豆のことを、その色や姿がサクランボに似ているところからチェリービーンとよびます。この果肉は、収穫されたあとすぐに水洗処理され種と分離されます。

分離された果肉をあつめて、雨よけをして積んでおくと、糖分(チェリービーンを口にほおばると甘酸っぱい味がする)をふくんでいるので発酵をはじめて、赤くつややかだった果肉は黒くなりやがて形がくずれてポロポロの土のようになってくる。そうなると、落ち葉や鶏糞や灰炭などとまぜて積んで堆肥をつくる。肥料の原材料は一切購入していない。すべて畑の周辺で確保している。できた堆肥は、畑のコーヒーの木の根元から山側に約40cmはなれたところの土をほって、コーヒーの木の根の最先端部分にちょうどあたるところにまいて土とまぜる。それぞれの木にたいして2年か3年に一度この施肥作業をする。

ヤシの葉の家
2003
この土地の昔からの建物は、この写真のようにヤシ系の木の葉でふいているもので、日中の強い日差しを浴びても室内は涼しい。昼間トタン屋根よりもはるかにすごしやすく、雨の日の騒音もなくトタンよりもはるかに優れていて経済的で付近で手にはいる天然材があるのにそれをつかわず、村のおおくの家はトタン屋根である。わざわざ遠くまで行って金を出してまでトタンを買って乗りあいのトラックで運んできて、それからラバに積み替えて急斜面を登り上げて、さらに昼の暑さにガマンするようになったのは、グアテマラ内戦の国軍の焼き討ち作戦の記憶があるからということです。とにかくトタンには火がつかない、ということのようです。この小屋はコーヒー豆の水洗や精製作業用のもの。

電気のない村
2003
村のまわりの景色、放し飼いの七面鳥が朝露の土をつついている。約1900mの標高からとった周囲の谷と山。まだ電気が送電されていないので、山中に送電線がまったくない。


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